こんにちは

代表の冨永です。

劇場に行くと本当にたくさんのチラシが座席に置かれています。

あれを楽しみにしているお客様ももちろんいらっしゃるのは知っていますが、たーーーっくさんありすぎて、目に止まりずらいと思うのは私だけでしょうか?

先日、演劇好きの方とチラシについてお話しをする機会がありました。

待ち合わせをしたその日に、商業を見に行かれていたので、手元にあったのは商業系のチラシが多かったですが、小劇場のチラシにも話題が上りました。

今日は、その時に「同感」と思ったことをお伝えします。

ちょっとした情報の差で集客の流れが変わるかも知れませんよ。

あなたの舞台をみたいと思わせる押しの一言!これがあるか無いかで引き寄せ度は大きく変わる

特段、有名俳優が出ているわけでは無い小劇場のチラシ。

すでにファンが付いている団体でも、初見のお客様を増やすこともとっても大事ですよね?

小劇場のチラシは、その劇団のカラーが出ているので、小劇場ファンにとっては当たり前に見える物かも知れませんが、目の慣れていない、特に小劇場初体験のお客様や、小劇場事情に詳しく無い人には、ぱっと見て印象に残るか残らないか?が一番重要です。

いわゆる見て欲しいお客様へのキャッチコピーがあるかどうか?

 

商業の場合は、作品を選ぶ理由は明確です。

1.知っている俳優、好きな俳優が出演している。
商業演劇はもうこれがかなり高ポイント!
どの俳優さんでキャストが組まれているか?
○○さんが出ているならきっと面白いに違いない。
私はそういう理由だけでほとんど選びます。
チケットが1万円しても、お話が新作で内容がわからなくても、○○さんを生で見れる!
もうそれだけで当日が待ち遠しい。

2.知っている作品、有名作品である。
作品の中身を知っていれば、それはそれで安全パイです。
小劇場の方々はネタバレというものに凄く意識を置くイメージがありますが、内容を知っているからと言って、見ないわけでは決してありませんよね?
キャストや演出家が違えば、それはそれで楽しみが増えるわけです。
お話の筋を知っていても、そういうやり方もあるのか?と感心させられれば、それは新鮮なはず。

3.有名劇団である。
ここが皆さんの目指したいところですよね?
その劇団のカラーが好き。あの劇団だったら間違いない。
劇団のファンとして見に来てくださるようになると、集客の悩みもずいぶんと減ります。

でも、1~3のどれにも当てはまらないのが小劇場。

 

その時、私がぜひこれからのチラシに入れて欲しいのは、

その公演を見て、「誰が、どんな風な気持ちになれる作品なのか?です。

無名の劇団が公演をやる時、観劇してみるまで本当に中身がわかりません。

作品もオリジナルなわけですから、予約をするにはチラシはとても有力な情報です。

あらすじはもちろん大事なのだけれど、無名の小劇団にオープンにして欲しいのは、

喜劇なのか?悲劇なのか?サスペンスなのか?エンタメなのか?

まずは、その作品のジャンルです。

これ、入っているようで意外と入っていない。

もちろん写真やイラストの雰囲気でわかるものもありますが、やっぱりわかりづらいところが多いです。

そして、もっと重要なこと。

どんな人に見てもらいたくて、あなたの公演を見た後に、その人がどんな気持ちになって、何を持ち帰れる作品なのか?

これを入れて欲しいのです。

あらすじよりも大事なのは、どんな世界観を見られるのか?チラシのイメージと公演が食い違うのは本当にもったいない

チラシに長々とあらすじをかいている公演をよく見かけます。

あらすじはあらすじで大事ではありますが、まずは自分が見たいジャンルかどうか?があらすじだけではわかりません。

私は会話劇が好きでアクションはあまり興味が無い、とか、

エンタメが好きとか、お笑いが好きとか、しっとりした会話劇が好き、とか

お客様によって好きなジャンルってありますよね?

そもそもがチラシから抱いたイメージと見たいジャンルが違っていた…

そして、それを見たことによって、お客様をどんな世界へいざなえるのか?

これが本当にわからりづらいのが小劇場です。

例えば、劇団の名前だけでお笑い系?と思っていたら、実は社会派だったとか。

すっごいエンタメ満載の舞台を予感していたら、ほのぼのした会話劇だったとか…

小劇場にはチラシで抱いたイメージと、実際の公演が全然違う!ということがままあります。

こういう内容だったら、今回は見なかったかなとか、またその逆で、そういう内容なんだったら、見ればよかった…

ということも起きるはず。

それくらい、ピン!とくる情報が少ないものは判断のしようが無いのです。

公演に集客は大事!けれど、リピーターを増やすことにどれくらい意識を置いていますか?

立ち上げて間が無い劇団は、次の公演まで半年空くこともザラですよね?

本公演中に次のコールができない劇団もたくさんあります。

けれど、本当にお客様が見たい作品がちゃんと作れ、観劇したお客様に満足いただければ、やっぱりそれはしっかりと印象に残ります。

小劇場は無名だからこそ、皆が集客にものすごいエネルギーを費やしますが、あなたが誘われる立場だったら、「よくわからないもの」にお金を払えますか?

小劇場は知り合い同士で公演の見合いっこをするというのが常になっているので、知り合いでは無い人の心理をちょっとおろそかにしている気がするのです。

冒頭でお話しした演劇好きの知人も、「知り合いが出ていなければ小劇場にはいかない」とおっしゃっていました。

それは単純に行く動機が見つけづらいのです。

私も長年、小劇場は苦手でした。

商業に行けば、劇場の設備面から、俳優さんのレベルから、何から何まで整っています。

高くても、たまの贅沢、観劇という非日常を味わえることで高くても納得がいくから買うことが出来ます。

けれど、小劇場はそこが難しいですよね?

小劇場の空気、雰囲気が好き!というお客様だけを相手にしていたら、小劇場ファンは圧倒的に人口が少ないのですから、お互いに取り合いっこになってしまいます。

集客に悩むのであればなおさら、少しずつ少しずつ知り合いで無いお客様を増やすにはどうしたらいいのか?という工夫を増やしていく必要があります。

けれど、具体的にどうしたらいいのかわからない…

そんな劇団さんも多いですよね?

口コミも少なく、認知度も低いのであれば、パッと目に止まるのはデザインもさることながら、

このお芝居を見ることで、自分が得られるものはなんだろう?

というお客様にとってのベネフィットがわかりやすいということがとても重要だと思うのです。

あなたが逆に知り合いでは無い人の公演を見に行く時には、何を頼りに行きますか?

誰かからの口コミであったり、業界内では有名な俳優さんが出演していたり、脚本家が好きな人だったり、

ある程度中身が情報がわかっているものに行ったりはしないでしょうか?

演劇に興味が無いお客様に、演劇を好きになってもらう工夫がもっともっとできるようになると、演劇人口は絶対に増えるのです。

これは商業だけに限らず、小劇場にも十分にできることだと私は思います。

工夫をするということは、人に対して配慮をすると言うこと。

配慮をするということは、誰かに対しておもてなしをするということです。

おもてなしをするから、お客様はその心に触れて「次もまた行ってみよう!」と言う気持ちになれます。

チラシはただの告知、宣伝。

もしそういうつもりで今までチラシを作っていたとしたら、もう少しだけお客様目線で考えてみて下さいね。

 

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